春の不調、その原因と優しく寄り添う養生法｜「肝の季節」を心地よく過ごす

何かと新しいことが始まる春は、期待とともに、心身のバランスを崩しやすい時期でもあります。
東洋医学では、春は「肝（かん）の季節」と言われ、この時期は肝の働きが活発になるため、ストレスや気分の不安定さ、体調の乱れを感じやすいとされています。

「なんだかイライラする」「気分が落ち込みやすい」「身体がだるい」といった春の不調は、決して気のせいではありません。今回は、そんな「春の緊張」に優しく寄り添い、心身を穏やかに保つための養生法をご紹介します。

■なぜ春に不調を感じやすいの？東洋医学的な視点

東洋医学において「肝」は、血液の流れをスムーズにし、自律神経の働きを調整する重要な役割を担っています。春になると、冬の間に滞っていたエネルギーが活動を始め、肝の働きも活発になります。この急激な変化に身体が追いつかず、心身のバランスが乱れやすいのが、春に不調を感じやすい理由の一つと考えられています。

また、環境の変化や人間関係の変動など、新しい生活が始まることによる精神的なストレスも、春の不調に拍車をかけることがあります。

■春の不調に寄り添う５つの養生法

そんな「春の緊張」に優しく寄り添い、心身のバランスを整えるための具体的な養生法を５つご紹介します。

●食べ物で心身をサポート：酸味を上手に取り入れる

春に積極的に摂りたい食材として、セロリ、春菊、クレソンなどの春野菜や、柑橘類が挙げられます。
また、梅干しなどの酸味のある食材は、血行を促進し、身体のエネルギーの流れをスムーズにする効果が期待できます。

旬の野菜は生命力に溢れ、身体に必要なエネルギーを与えてくれます。
積極的に食卓に取り入れてみましょう。

●適度な運動で心身を解放：楽しみながら体を動かす

ついつい忙しいと忘れがちになってしまいますが、簡単なストレッチや日差しを浴びながらの散歩など負担と思ってしまうことではなく、楽しく出来ることを取り入れてみましょう

忙しい毎日についつい忘れがちになる運動ですが、春の養生には欠かせません。
激しい運動である必要はなく、簡単なストレッチや、心地よい日差しを浴びながらの散歩など、負担に感じることなく、楽しく続けられることを取り入れてみましょう！

軽い運動は、血行を促進し、気分転換にも繋がり、心身の緊張を和らげてくれます。

●質の高い睡眠で心身を休息：香りも活用してリラックス

十分な睡眠は、心身の回復に不可欠です。
春の不安定な気候や環境の変化に負けないためにも、質の高い睡眠を心がけましょう。

リラックス効果のあるアロマオイルなどを活用するのもおすすめです。
ラベンダーやカモミールなどの香りは、自律神経のバランスを整え、安眠をサポートしてくれますよ😊

●旬の食材を味わう：自然のエネルギーをいただく

春に旬を迎える野菜や魚介類は、その季節に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
季節のものを旬の時期にいただくことは、身体のエネルギーがスムーズに循環し、氣の流れも良くなるとされています。

積極的に旬の食材を取り入れ、自然の恵みを身体に取り込みましょう。

●心の声に耳を傾ける：ネガティブな感情も受け入れる

春は、自然界のあらゆるものが動き出すエネルギーに満ちた季節である一方、心にも様々な感情が湧き上がりやすい時期でもあります。もしネガティブな感情が出てきても、そんな自分を否定せずに認めてあげることが大切です。

感じた感情を認め、「そうだったんだね〜春だもんね〜」と、自分自身に優しく声をかけてあげるても良いかもしれません。

季節と仲良く暮らすこと、それが心身のバランスを保つための何よりの養生法なのかもしれませんね。

■「ハピネスサンクなぎ」は春の不調もサポートします

「ハピネスサンクなぎ」では、氣の流れを使った整体で、血行促進や免疫力UPも期待できます。

春の気分の落ち込み、身体のだるさ、その他不調など、どうぞお気軽にご相談ください。
皆様が心地よい春を過ごせるよう、心を込めてサポートさせていただきます😊