■はじめに
私たちの内側には、なんと200兆個もの腸内細菌が住んでいます。
これら腸内細菌のバランスが、私たちの健康に大きく影響することが近年、非常に注目されていますね。
「腸活」という言葉もすっかり定着し、腸に良い食材を積極的に取り入れている方も多いのではないでしょうか。
■知っておきたい「腸漏れ」（リーキーガット症候群）のリスク
腸内環境への意識が高まる一方で、実は「腸漏れ」（リーキーガット症候群）を起こしている方が増えているのをご存知でしょうか？
腸漏れとは、腸の壁が弱くなり、本来は体内に侵入してはいけない毒素や未消化の食べ物、細菌などが腸壁をすり抜けて体内に入り込んでしまう状態を指します。
例えるなら、外からの侵入を防ぐ門が緩んでしまっているようなイメージです。
この状態が続くと、病原菌やカビ、その他の有害物質がどんどん体内に侵入し、全身で悪さをし始めます。その結果、アレルギー、自己免疫疾患、疲労感、肌トラブル、さらには精神的な不調など、さまざまな病気を引き起こすリスクが高まってしまうのです。
「腸漏れ」と聞くと少し怖い響きに聞こえるかもしれませんが、ご自身の体に意識を向けることで、予防・改善は十分に可能です。
まずは知ることが大切だと感じています。
■今日からできる！腸内環境を整える具体的な方法
万病の元ともなりうる「腸漏れ」を予防し、健康な体を取り戻すためには、ご自身の体にしっかり意識を向けることが何よりも大切です。
今日からでも始められる、具体的な腸活のポイントをいくつかご紹介します。
１．腸が喜ぶ食材を食べる
腸内細菌のバランスを整えるには、善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制する食材を積極的に取り入れることが重要です。
- 発酵食品:
腸が喜ぶ食材を、命の声を聞きながらいただきましょう！
納豆、ぬか漬け、キムチ、味噌、醤油など、善玉菌が豊富な食品を日常的に取り入れましょう。 - 食物繊維:
野菜、海藻類、きのこ類など、水溶性・不溶性両方の食物繊維をバランスよく摂りましょう。
食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるのに役立ちます。 - その他:
梅干しなども腸の働きを助け、健康維持に貢献します。
「命の声を聞く」という言葉は、ご自身の体が本当に喜ぶものを直感的に選ぶことだと考えています。
旬の食材を取り入れたり、素材そのものの味を大切にしたりすることも、腸を喜ばせることに繋がりますよ。
２．よく噛んで食べる
食事の際には、一口一口を丁寧に、よく噛んで食べることを意識しましょう。最低でも30回噛むことを目安にしてみてください。
- 消化酵素の分泌促進:
よく噛むことで唾液の分泌が促され、消化酵素がしっかり働き、食べ物の消化吸収がスムーズになります。 - 腸への負担軽減:
食べ物が細かくなることで、腸への負担が軽減され、腸内環境が整いやすくなります。
３．母指球（ぼしきゅう）をマッサージする
手のひらにある母指球（親指の付け根の手のひら側のふくらみ）は、実は腸と繋がっていると言われるツボの一つです。
- 腸の活性化:
毎日、この母指球を優しく、しかししっかりと揉んであげることで、腸の動きが活性化し、排便がスムーズになったり、腸全体の調子が整ったりする効果が期待できます。
お風呂に入りながらなど、リラックスした状態で行うのがおすすめです。
■腸を整えると脳も整う！【脳腸相関】
近年、医療や健康の分野で特に注目されているのが「脳腸相関」という概念です。
これは、脳と腸が密接に影響し合っていることを示すもので、腸の調子が脳の機能や精神状態に大きく影響を与えることが分かってきています。
例えば、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約9割は腸で作られています。
腸内環境が乱れると、このセロトニンの生成が滞り、気分が落ち込んだり、不安を感じやすくなったりすることがあるのです。
逆に、腸内環境が整うことで、脳の機能も改善し、ストレス耐性が向上したり、集中力が高まったりといった良い影響が期待できます。
つまり、腸を整える事はメンタルヘルスにも繋がるのです。
腸を整えると、良いことだらけですね！！
■まとめ
腸内環境を整えることは、単にお腹の調子を良くするだけでなく、体全体の健康、さらには心の健康にも繋がる非常に大切なことです。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ今日から腸内環境を整える生活習慣を心がけてみてくださいね😊
そして、「ハピネスサンクなぎ」では、皆さんの心身のバランスを整える癒手整体を通じて、健康な体づくりをサポートしています。
日々のセルフケアに加えて、プロの手によるケアも取り入れてみませんか？
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